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大河原克行

2020-03-06 06:00

 パナソニックは、ノートPC「Let's note(レッツノート)」で利用できる組み込みデータ消去プログラム「TRUST DELETE Biz(パナソニック版)」が、データ適正消去実行証明協議会(ADEC)の「消去技術認証」を取得したと発表した。PC本体に搭載されているデータ消去プログラムで同消去技術認証を取得したのは、これが初めてとなる。

遠隔データ消去の仕組み(出典:パナソニック)
遠隔データ消去の仕組み(出典:パナソニック)

 TRUST DELETE Biz(パナソニック版)は、ワンビが開発したTRUST DELETEの基本機能を活用しながら、パナソニックとの共同開発により、消去プログラム本体をBIOSに内蔵した。電源オフやスリープ中のLet's noteでも、強制的にHDD/SSDのデータを丸ごと消去できる。PCの盗難時や紛失時にも、画面上には何も情報を表示せずに、電源ボタンも消灯のまま、データ消去が可能になる」(パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部開発センターソフト開発部の空野仁志主幹技師)という。同社ではこれを「ステルス消去」と呼び、消去作業を誰にも気づかれずにデータを消去する。

 一般的な遠隔データ消去サービスでは、消去プログラムがHDD/SSD上にあるため、OSやプログラムが起動した後でないと動作しない。盗難された場合などは、人がPCの電源を入れた時点で、データを消去することになる。だが、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)では、それを待たずにデータを消去でき、さらに、消去後には携帯通信網を通じて、消去作業が完了したことを通知する。このため確実にデータが消去されたことを遠隔で確認でき、PCの盗難時や紛失時でも、データ漏えいのリスクなどを気にしないで済む。

実行に関するステータスレポートのサンプル(出典:パナソニック)
実行に関するステータスレポートのサンプル(出典:パナソニック)

 また、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)では、PCの位置情報を取得したり、ロックしたりする機能も提供する。これらの機能を活用することで、紛失したPCの位置を確認したり、電源が入らないように設定したりすることもできる。また、本体からビープ音を鳴らすことも可能だ。

 その他、一定期間に電源を入れなかった場合には端末をロックしたり、BIOSパスワードの入力が規定回数を超えて失敗した場合にはデータを消去したり、SIMカードが未装着や無線LANスイッチがオフの状態で起動した場合に強制シャットダウンするといった「自己発動」機能も搭載している。

 今回の認証では、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)が、確実なデータ消去と、消去後には、復元が困難な状態になっていることをADECが証明する。パナソニックでは、「第三者機関の認証によって、データ消去における信頼性が高まり、日本の企業に安心して活用してもらえる環境が整うことになる」(パナソニック コネクティッドソリューションズ社モバイルソリューションズ事業部マーケティングセンター営業企画部ビジネス企画課の高木克彦主務)としている。

 今回のサービスは、現在約5万台のLet's noteで稼働している。監査法人では7500台の規模でTRUST DELETE Biz(パナソニック版)を導入。さらに、建設会社では7000台、製薬会社では3000台、経営コンサルティング会社では3000台など、データ漏えいリスクに対する意識が高い企業での一括導入が進んでいるという。

 価格は、1年パックが6000円、2年パックが1万1500円、3年パックが1万7000円、4年パックが2万2500円。いずれも税別。同社では、今後3年間で10万台のLet's noteでの利用を見込んでいる。なお、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)は、Let's noteの法人向けモデルでのみ利用できる。

紛失したPCの位置情報の画面イメージ(出典:パナソニック)
紛失したPCの位置情報の画面イメージ(出典:パナソニック)

 2019年12月には、個人情報や機密データが保存されていたHDDなどの記憶媒体が、データ消去委託企業の社員によって転売され、情報が漏えいする事件が発覚した。中古PC市場では、消去されていたはずのデータが復元されるといった事件が起こるなど、データ消去の安全性や確実性への関心が高まっている。こうした事件を受けて、パナソニックやADECにも、データ消去に関する問い合わせが、2019年末から増加していたという。

 また、働き方改革の推進により、モバイル用途やテレワークでの利用が増加。それに伴い、データ漏えい対策に力を注ぐ企業も増加している。一方、パナソニックでは、2012年から「TRUST DELETE Biz(パナソニック版)」を提供。第三者機関の認証を模索しており、その観点からADECの活動に注目。今回の認証取得は、PCの盗難時や廃棄時に確実なデータ消去が行われることを、技術面から証明する狙いがあったという。

 「盗難などの緊急時におけるデータ消去だけでなく、廃棄する際には、全てのPCがデータ消去の対象になる。業者に任せておけば安心というだけでなく、自分で確実に消去したいといったニーズも高まっている。TRUST DELETE Biz(パナソニック版)では、遠隔地の拠点で利用しているLet's noteでも、エビデンスを残して確実なデータ消去が可能になり、廃棄時の課題にも対応できる」(高木氏)としている。

 パナソニックは、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)とバッテリーライフサイクルNAVIをセットにしたサービスとして「あんどコネクト」を用意しているほか、さまざまな「LCM(ライフサイクルマネジメント)」サービスを用意。Let's noteによるソリューションビジネスの強化を進めており、TRUST DELETE Biz(パナソニック版)の認証取得も、ソリューションビジネスの拡大に寄与するものと位置付けている。

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